春のに浮かぶ夜桜は。

ハラハラと落ちる涙を舞わせ、

おのこに抱かれる夢を見る。


誰か救って頂戴と

切に願って身を嘆く。







桜花乱夜










花見酒がしたいナミの提案で、麦わら海賊団ご一行様は小さな春島に停泊して大宴会を催した。
気が付けは、深夜過ぎ。船長を先頭に、約3名の豪快ないびきが夜に木霊する。


美しく咲き誇る古桜の木下で、サンジが青筋を浮かばせて煙を吐いた。


「ったく・・・おい、ゾロ!クソゴムと長ッ鼻・青ッ鼻をメリー号に連れて行け!!」

「アァ?何だって俺が3人も担がなきゃならねェんだよ」

「ウルセェ!マリモには見えねェのか!!この後片付けをする俺様の姿がッ!」


サンジに怒鳴られて、渋々とゾロはルフィとチョッパーを左肩に担ぎ、右手でウソップの鼻を掴んだ。



ポンッ、と軽くサンジの肩を叩き、頬を桃色に染めたナミが微笑んだ。

「サンジ君、後宜しくぅ v 」

「はあああぁぁあい!ナミさぁあん!!酔った貴女も、何て美しいんだあああッ!!」


舞い落ちる桜の花びらにも負けず、サンジのピンクの煙が飛び散った。




其のサンジの姿を見ながら、苦笑するロビン。

「料理人さん・・・美しい古桜には、絶世の美女が宿るらしいわよ?」

桜木を見上げてロビンが呟いた。サンジが 「絶世の美女」 に反応し、桜木を見上げる。

花ぴらを落とす桜木は、優しく風に揺れた。



「へぇ・・・そりゃ、拝んで見てェな。あ、ロビンちゃん、足元に気をつけて」

にっこり笑って、ロビンはクルー達の後を追った。急に訪れた静けさに、サンジは苦笑する。


暗い夜空から、音も無く舞い落ちる桜花。サンジは大きな桜の幹を見上げ、そっと手を添えた。



「桜の・・・精か・・」



サンジは低く呟いて、桜の幹にそっと口付けた。苦笑したサンジは、煙を吐いて後片付けを再開する。




ブワッ・・・と突風が吹いて、サンジの身体を無数の桜花が包み込む。


ユラリ、とサンジの視界と足元が揺れた。

「綺麗な桜に酔っちまったかな・・・」


桜木は、惜しげも無く花びらを落とし、桜花がサンジの服に金糸にそっと寄り添う。



一際美しい桜花が一枚、ハラリ、とサンジの唇に乗った。



サンジは優しく桜花を摘んで、美しい色彩に見惚れる。

何気なく視線を流した其の先。桜の幹にボンヤリと浮かんでいる淡い桃色の光。


不思議な光に吸い込まれる様に、黙って見つめるサンジ。



薄桃の珠を零しながら、淡い光は段々と形を大きくしてゆく。

サヤサヤと、舞い落ちた全ての桜花が光の元へ集結し、薄桃色の丸柱を造った。


「・・・何が・・始まったんだよ・・・・オイ・・」


サンジの耳に、優しい音波が共鳴するような、不思議な音が聴こえた。


眩い光と共に一気に桜花が弾け、一人の女が姿を現した。ゴクリ、とサンジの喉仏が上がった。




透ける様な白い肌。長い薄桃色の髪が、一糸纏わぬ身体を隠す。

深い桃色の大きな瞳が、ゆっくりとサンジの姿を捉える。



「・・・桜・・・・の・・精?・・・」

サンジは下腹から振り絞って、呟いた。


「・・・・・口付けを・・・貰ったのが・・嬉しくて・・」

濡れた桃色の唇で、女が静かに言葉を紡ぐ。


此の声は、何処から聞こえて来るのだろうとサンジは頭の隅で考える。



「一夜の夢で構いません・・・どうか、私に密愛を頂戴ませ・・・」



深い桃色の瞳を潤ませて、女は立ち尽くすサンジの胸に頬を埋めた。

女の身体から、春の香が立ち昇る。サンジは、震える手で女の素肌を抱き締めた。


「此れは、夢ですか?・・・美しいお姫様・・・」

「・・其れは、私にも解りません・・」


優しい女の声は、サンジの心に易々と忍び込む。


「サンジ・・・でしたね・・楽しい宴、私も見ていました」

クスッと小さく笑って女はサンジの蒼い瞳を見つめた。サンジも柔らかく笑った。


「俺の名、覚えて頂けて光栄です。麗しい桜の姫、貴女のお名前は?」

「・・・

「では、姫、貴女の仰せのままに」

サンジは優しく微笑むと、の薄桃色の髪を撫でた。

髪に触れると、の遠い過去、感情、叫び声が一気に流れ込んで来た。
切なく瞳を閉じ、薄桃色の髪を撫で続けるサンジ。


深い愛、哀しい慕情、嫉妬心、涙、叫喚、止められた呼吸・・・そして、冷たい土。


・・・貴女が受けた心の傷は、俺の愛で・・全部埋めて差し上げます」

サンジはゆっくりと告げて、の唇に桜の花びらを1枚乗せた。


桜花は、の唇で可愛く揺れた。サンジは、花びらごと唇を奪う。

深く与えられたキスは、は足元をふらつかせ、大木の幹に背中を預けた。

キスを止めないサンジの両手は、幹に当てられを閉じ込める。
甘い香りのする牢屋に、はうっとりとして瞳を閉じた。


の口の中で蠢くサンジの舌。時々浅く呼吸をしては、また深く口付けを与える。

身も蕩けさせるキスに、は身悶えする。震える体は長い髪を振り落とし、綺麗な乳房が露になる。
サンジは空かさず片手を移動させて、乳房に愛撫を与える。


「・・・ん・・」

の唇から、キスの合間に甘い吐息が漏れる。
サンジの唇は、ゆっくりと移動を始める。透ける様なの白肌に沢山のキスが落ちる。


ツン、と上を向いて愛撫を待つ乳首が、サンジの口に含まれた。

「・・・・あッ・・・」

背中を仰け反らせて、は艶やかな声を上げる。甘美な刺激に、踵を浮かせる
浮いた踵は、当然サンジに腰を擦り寄せさせる。


「素直な姫で、俺は嬉しく思います・・・・」

クス、と笑ってサンジは擦り寄ったのヴァギナに指を這わせた。

「はぁッ・・!・・・・ぁ・・・あ・・」

の膝は立っていられない程にガクガクと揮えた。
尖った乳首はサンジの舌で転がされ、ヴァギナは優しくいじられる。


「あぁぁッ・・・・ん・・・・サン・・ジ・・・」

「二人の春の宴は、始まったばかりですよ、・・」

にっこりとサンジは笑って、柔らかな草上に膝を着けた。
優しくの片足を導いて、自分の肩に乗せるサンジ。のヴァギナに、スッと冷たい夜風が当たる。


サンジは温かい舌をヴァギナに滑り込ませた。

「ぁぁッ・・・んッ・・・・」

崩れ落ちるの腰を、サンジの腕が止める。サンジの舌は、もっと深い場所まで侵入した。

「・・・ぅ・・・ハァッ・・・あぁ・・・・」
美しい旋律が、の唇から流れ、サンジのペニスは正直に頭をもたげた。
サンジの脊髄から腰にかけて、熱い血潮が流れ込む。

「はぁ・・・・・ぁッ・・・ハァ・・・ん・・」


くちゅ、くちゅ、とサンジの舌が出し入れされる度に、ヴァギナからトロトロと愛液が零れた。
溢れるの愛液は、サンジの顔を濡らし始める。

サンジは、蒼い瞳でを見上げながらクンニリングスを続ける。

「ああ・・・ッ・・・」

は蒼い光に魅入られ、切なく眉間に線を入れた。サンジの肩に置いた足が震える。
綺麗なサンジの指が、のヴァギナにヌルリと挿れられた。

「・・あああッ!・・」


の卑猥な声が、桜林に響き渡る。サンジの指はグチャグチャに濡れたヴァギナの中を優しく蠢く。

「・・・お姫様・・?気持ちいいですか?」

恍惚とした顔で、返事も出来無いに微笑むサンジ。
ザワッ・・・・と桜木が揺れ、無数の花びらが二人の身体に舞い落ちる。

のGスポットを捉えたサンジの指は、微振動を与えた。

「ぁぁああッッ!!」

与えられる快感に、堪らず乳房を震わせてが高く喘いだ。

「ハァ・・・サンジ・・もぅ、気を・・遣ってしまいそう・・・ぁぁッ!・・あッ、あ、はぁッ!!」

はサンジに小さく告げて、ヴァギナを締め上げた。サンジの指が、ヴァギナに吸い込まれる。
大きく白い身体を仰け反らせて、は絶頂を迎えた。



は肩で息をして、後から後から湧いて来る恍惚を貪る。長い薄桃色の髪が、サラサラと風になびいた。
サンジは、の片足を肩に乗せたまま、ベルトに手を掛けた。

サンジは、痛い程に充血したペニスを取り出し、ゆっくりと立ち上がる。
の片足は力無く滑り落ちて、サンジの腕で止まった。

「一度達しちまった後の方が、もっと感じるとご存知ですか?・・・」

サンジは優しくの唇に口付けながら、そそり立つペニスをヴァギナに導く。
ちゅぷ・・ちゅく・・と小さな音を立てて、ヴァギナをペニスの先端でなぞった。

「ん・・・ん・・・・」

うっとりとした顔で、ヴァギナの快感とサンジの唇を味わう



「挿れても・・・宜しいですか?・・もう、貴女の中に入りたくて・・・堪んねェ・・・」

サンジの囁きに、は潤んだ瞳で応えた。

一つキスをして、サンジは一気に腰を沈める。

「・・・はあッ・・!!・・・」

身体を熱いペニスで貫かれ、は思わずサンジの首にしがみ付いた。

の白いヒップを、サンジの両手が引き寄せる。絶対に逃がさない様に。壱分の隙も与えない様に。


グッ・・とサンジの腰はの身体に深く埋まる。その度にの高い声が桜林に溶ける。
桜は、の感度と共鳴して、喘ぎ声と共にハラハラと花びらが舞い落ちた。

サンジは幻想的な光景に眩暈を覚えながら、の身体を揺すり続けた。

「・・・ぁぁ!・・・・あ、ぁ、・・・・はぁッ・・んッ・・」

サンジはの濡れた唇を奪う。二人の深く合わさった唇から、唾液が流れた。

ズプ、ズプッ・・・と結合部分から卑猥な音が二人の耳に届く。

「あッ・・あ、ぁ、・・・・・んッ・・ハァッ・・あッ!・・」

サンジの金糸がの頬を撫でる。は指先を金糸に絡めて、吐息を吐いた。

「・・サンジ・・・・もう、立って・・・いられない・・」

は小さく告げて、サンジにしがみ付いた。
サンジはを抱き寄せて、身体を繋げたままで、花びらの積もった地面に膝をついた。

花びらのシーツの上、仰向けになったは壮絶に美しく、サンジは息を呑む。
サンジは震える手での頬を撫でて、口付けを落とした。


の両足を軽々と肩に乗せて、サンジはまた腰を沈める。
切ない声で喘ぐを見つめながら、浅く、深く、腰を動かす。

「ぁぁッ・・・・ハッ・・・・あッ・・・あああッ!!」

痺れる頭を振りながら、サンジのシャツを剥ぎ取る。月光にサンジのしなやかな身体が浮かぶ。


は狂った様に腰を突き上げ、サンジの動きに合わせた。背中に当たる花びらが温くなる。
内臓まで揺すられる、振動に涎を垂らしてサンジを味わう。

「あああッッ!!・・・・ハァ・・・ん、ん、・・!!」

手を伸ばして、サンジの背中にまわした。しっとりと濡れたサンジの背中。
サンジに与えられる快感に、の爪がサンジの背中に赤い線を入れた。


花びらが落ちた地面を掴む、サンジの両手。其の横で揺れる乳房に、サンジの汗がポタポタと落下する。


「はぁッ・・・・ハァッ・・・あ、ぁ、・・・ああッ・・もう・・・」

のヴァギナが空気を含んで鳴いた。同時に、グッと締め上げられるサンジのペニス。

「・・・サンジ・・一緒に・・・遣って、頂戴・・あぁッ・・ハァッ・・!!」

サンジは額から汗を流しながら、少し微笑んだ。薄桃色の髪が、風に流れる。


「ああ・・・一緒に・・・ハァ・・・イッちまおう・・・」

低く呟いたサンジは、両腕でを抱き締めて、深くペニスを埋めた。

サンジと、二人の身体が奏でる打音が、速まる。震える、の高い声。

「・・・あああぁぁ!!・・・あ、あ、あ、・・・・あッ!!!・・・」

「ハァ・・・・ハッ!・・ハッ・・・うッ・・・」

二人の身体は、桜の舞う夜空に解放された。
全ての白濁を受け入れて、は深い桃色の瞳でサンジを見上げ、美しく微笑んだ。
息を荒げるサンジに、無数の花びらが舞い落ちる。後から後から花びらは舞い、視界が薄桃色に染まる。


「・・・・・・」

呟いたサンジは、深い深い眠りに落ちて行った。目を閉じたサンジを隠す様に、花びらが降り積もった。
ザワ・・・・と桜達が子守唄を歌った。









頬に当たる朝陽で、サンジは目覚めた。朦朧とした意識の中で、金糸を掻く。


「ん・・?俺は・・寝ちまったのか・・・」

桜花の降り積もった身体が、ゆっくりと起き上がった。
散らばった荷物を整理しながら、タバコに火を点けた。煙は舞い落ちる花びらと同化する。

「なんか・・・素敵なレディーに逢った気がすんだが・・・・」

サンジは頭を傾げながら、桜木を見上げた。相変わらず美しい桜。サンジは微笑んで背を向けた。

「・・うわッ!!」

歩き出したサンジを、桜花の嵐が包み込んだ。蒼い瞳に映るのは、無数の桜の花びら。





               ・・・ありがとう・・・




サンジは立ち止まって、舞い続ける桜花にの嵐に身を任せた。


「貴女の傷なら、いつでも埋めにきますよ・・・」

無意識に、そんな言葉が唇から零れた。何故なのかは自分でも解らない。

サンジは不可解な感情に苦笑しながら、咲き誇る桜の大木に投げキッスを贈った。






The end













 サンジ 「・・・・アホネコ、こりゃ、なんだ?」

 シャオ 「何だろうね」

 サンジ 「俺様がかっこよくねェ・・・・蹴り飛ばすぞ、クソネコがあ!!!!!」

 シャオ 「ひっ!!桜の季節が終わる前に、慌てて書いたんだよう!!
      ティオ様より
       『いっぱい踏んだわリク。花見の最中に、出合う女=桜の精 夢か現かの幻想的なエロ。
      ティオちゃん、ごめーーーん!!なんか、重い!!しかも、微エロ?(反省してんのか?)」

 サンジ 「アホネコのする事だからよぅ、ティオちゃん・・・ゴメンね v 」




もうね、言うべき言葉、見つかりません。あい、どうしてこんなぁ〜にエロいのか?
激萌えツボいつもいつも、つかれます。あ〜マジで、シャオちゃんノベルは、ええですなv
自前で書こうと思った話、リクエストにまわして…よかったわん。
この頃、私の頭の中で、ボンちゃんネタが、ぐるぐる渦巻いてて、
いざ!突入ってとこで、ボンちゃんが毛虫落として云々(以下略)
べたなギャグにしかならなかったんだも〜んv

シャオちゃん、どうもありがとうv





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