離れて過ごした夜は……




私は、あれから毎日、おにいちゃんに抱かれていた。
身体に痛みを感じることは無くなり、快感に喘ぐ日々。
抱かれるたびに、おにいちゃんに愛されていることが実感でき、嬉しかった。



〜!ねぇ待ってよ!一緒に帰ろう」

「ごめーん!私、急ぐから」

「はいはい、つき合い悪いったらないわね、まぁ無理ないか。ブラコンだもんね。旅行中も全然楽しそうじゃなかったし?」

「バカね、あんなステキなお兄さんいたら、仕方ないじゃない?」

「そうね〜、けっこうもてるのにさ?全部『ごめんなさい』だもん。旅行中も何人か告白されたんでしょ?」

先輩と比べられたら勝つ人居ないって!」

「やだぁそんなんじゃないってば。ただ好きだと思える人がいないだけ。じゃねっバイバイ」

私は、苦笑を浮かべながら、教室を後にした。まとわりつくような友人たちの声を振りきるように、駆け足で急ぐ。
修学旅行の日程は三泊四日。おにいちゃんの腕の中で寝れなかった三夜は、私を狂おしいほどの渇望の世界に
落していた。
私の秘処は、おにいちゃんにもうすぐ逢えると想うだけで、潤っていった。

三夜連続でおにいちゃんの携帯に電話したのに、そっけない声でほんの数分で切られて、淋しかった。
おにいちゃんは、私と離れた夜を過ごしても、少しも淋しくないんだと、思うと、やるせなかった。
クラスのみんなと布団を並べて眠っている都合上、自慰をするわけにもいかず、おにいちゃんの強張りを求め、
火照る身体は限界だった。

私は、受話器から伝わるおにいちゃんの声に乾きを癒すどころか、益々そばにおにいちゃんがいない淋しさに
埋もれていき、欲する心が、切なく身を濡らすばかりだった。
おにいちゃんが、電話である種のキーワードを口にしていたら、私はその場でイっていたと思う。



自宅までの近道である公園を突っ切ろうとしたとき、おにいちゃんからの禁止事項が頭をかすめた。

『陽が落ちたあとの公園は危ねェから、大通りに回って帰ってくるように』

私は、少し迷ったが、一時でも早くおにいちゃんの顔が見たくて、そのまま公園内に入ろうとした時、

すわ〜〜ん。ダメっすよ、のいいつけ守んなくちゃ〜怒られるっすよ」

陽の落ちかけた公園内の木陰から、おにいちゃんの親友というか悪友のさんの声が聞こえた。
びっくりした。本当にびっくりした。私は、人影のないところからいきなり声が聞こえたから、びっくりしすぎて
転んでしまった。
おにいちゃんと私がこういう関係になる前は、よく家に遊びに来ていたさん。

「あらら、さん、ドジっすね?大丈夫っすか?怪我なんかしてたら、あたし、に蹴り殺されちゃうっすよ?」

さんは、くすくす笑いながら、私の手を取り、立ち上がらせてくれた。
さんは、おにいちゃんによく似ている。類は友を呼ぶ……そんな思いが、二人を見ていると、私の頭に浮かぶのだ。
私の中におにいちゃんが深く住み着いていなかったら、私は、さんを特別な眼でみるようになったと思う。

「うん、大丈夫です。びっくりして転んだだけですから」

「ダメっスよ。ここ通っちゃ、の言う通りこっちから来て正解でしたね」

「えっ?」

「ああ、なんでもないっスよ。さっ、あっちから帰んなさい。アタシ、に頼まれたもの買ったら、家に行きますからね」

さん!?」

「大通り帰るんっスよ!?でなきゃアタシが来た意味ないでしょ」

さんは、慌てた様子で、私から遠ざかっていった。
おにいちゃんが頼んだものって何?家に来る?
さんに久しぶりに逢えて、ほんのりした心が、沈んでいった。



家に帰ったらすぐにおにいちゃんに甘えようと思ってたのに、さんが来るなら、出来ない。
なんだか泣きたくなった。さんが家に遊びにくるのはいいけど、今日は勘弁して!!と、叫びたかった。
なにより、私が帰ってくる日なのに、さんを呼んだおにいちゃんの思考が、信じれなかった。

おにいちゃんは、私を欲しくないんだろうか?そう言えば、おにいちゃんのクールな仮面は、どんな時も崩れない。
私は、いつもおにいちゃんの行為に身も心も翻弄され、淫らな女になるのに、おにいちゃんが乱れる時なんて、
ほんの一瞬、イク時だけ?『愛している』って何度だって言ってくれるけど、この三夜の冷たさは何?

先ほどまでの、おにいちゃんに早く逢いたいと思い、家に近づくたびに高まっていった心は、
脳裏に浮かんだ猜疑心に支配され、私の足どりは重くなっていった。
茜色だった空は、徐々に闇のベールを被り、空に一番星二番星と数えるようになってきた。
真っ直ぐ公園を抜ければ、数分で辿り着く自宅。大通りに回ればプラス15分。

『どちらを選ぼうが、私の勝手でしょ?もうおにちゃんなんか、知らない!
 公園内を通ったこと、おにいちゃんが知ったら、怒るよね?』

そんな思いが心の中を占め、クールな仮面が崩れ落ちる瞬間が見たいがために、私は、公園を突っ切ることにした。
公園内は、大通りの華やかなネオンの煌きを全て闇の中に封じるような暗さに包まれ、私を待っていた。
一歩づつ歩を進めるたびに、大通りからもれてくる光は漆黒の闇に消え、
暗闇の中にバチバチっと音を立てる水銀灯が見えてくる。
カップルのメッカである公園だが、まだ時間が早いせいか人がまったくいなかった。

私の脳裏に以前読んだオンライン小説の一節が浮かんできた。夜の公園で浮浪者に襲われる少女の話だった。
読んだ時は、とても興奮し内股をどろどろになるまで濡らし、何度も花芯をいたぶりイキまくった記憶が、
鮮明に浮かんだ。
想像の中で、犯された私と、今、実際に経験するかもしれない私では、全然違う。
私は、思い出したことを後悔した。公園内を通る決断をした自分を呪った。

点々とする水銀灯の光を頼りに、駆け足で走る。たかが数分の距離なのに、とんでもなく遠く感じていた。
切りとられたような静かな空間に、私の足音と、水銀灯にぶつかる虫たちの羽音だけが吸い込まれていった。
私の背後から、風が吹き砂場の砂を舞い上げ、キラキラと雲母が水銀灯に揺らめいた。
同時に、風に公園内の木々がざわめき、ぞくぞくとした悪寒が私の背を駆け上った。

息も切れ切れになりながら、公園の出口に近づいた時、横の茂みがガサガサと揺れ、私の腕を誰かが掴んだ。
身も凍る一瞬っていうのは、こういうときなのか。
甲高い悲鳴をあげようとするが、私の喉はかすれ、かすかな声しか出なかった。

私の頭の中は、ヤラレル!恐怖しかなく、おにいちゃんから教わった護身術の膝蹴りを入れるどころか、
腕を振り払う気力も、残っていなかった。
男のぬめる汗ばんだ手が、私の両腕を封じ、荒い息が、足の力を抜き去っていった。



、公園内は通るなって、言わなかったか?悪ぃな、妹なんだ。離してやってくれねェか?」

大通りのネオンを背に背負い、逆光で見えないおにいちゃんの顔と怒りを抑えた口調は、私の腕を拘束した人を
追い払うのに十分な迫力を持っていた。おにいちゃんは、へなへなと地面にへたり込む私を、立ち上がらせ
咥えたタバコを一息空に吐き出して、

「帰るぞ」

またいつもの抑揚を抑えた声で、命じた。逆光で見えないおにいちゃんの表情が怖かった。
機嫌が悪いのか悪くないのか?たぶん悪かったんだと思う。私が言いつけを守らなかったから。

おにいちゃんは、私の重い荷物を肩に担ぎ、先に歩き出した。

『もう少し、優しくしてくれたっていいじゃない?
 ねぇ?私は、まだショックを受けてるんだよ!?
 怒ったの?ねぇ、おにいちゃん……心配はないの?』

私は、クールなおにいちゃんの顔が崩れるのが見たかった。だけど、あんまりだと思った。
襲われかけた原因を作ったのは、確かに私。『公園内を通るな』という言いつけを守らなかった私が悪い。
だけど、ショックを受けて、震える妹を置き去りにするみたいに知らない顔して、先に歩き出すのは、酷いと思った。

それと同時に心の中の片隅に、『おにいちゃんに嫌われたんじゃないか』という不安が広がり、
私の足は縫い付けられたように、動かなかった。
どんどん広がる不安が、私の瞳を濡らしていく。私は、おにいちゃんの言葉を待っていた。

、来いよ。先いっちまうぞ?いいのか?」

公園の出口で、おにいちゃんが手招きをする。闇の中から、私を救い出すように。
私は、おにいちゃんの声に僅かな優しさを見つけ、駆け出した。
両腕を広げた胸に飛び込み、押さえ込まれていた声がやっと出た。

「怖かった……」

「アホか?お前は?」

やっと大通りのネオンに包まれ、おにいちゃんの顔が見れた。あの顔、私が一番大好きな顔だった。
するすると心から不安が抜け出し、素直な心が戻ってきた。

「ごめんね、おにいちゃん」

「家に帰ったら、お・し・お・きだな」

耳元で囁かれた瞬間、私は、頬が熱くなるだけじゃなく、身体じゅうが熱くなった。
おにいちゃんの右手が私の左手を取った。
お互いの手から伝わる温もりを噛みしめながら、明るいネオンの中を、歩いていった。





玄関のドアが閉まった瞬間、荷物が床に滑り落ち、私は、おにいちゃんに抱きしめられた。
いきなりの抱擁に、心は高まり、荒々しいキスを受け留め、夢中になってキスをかえした。
私は、おにいちゃんが求めてくるもの全てを、さしだしていった。

頭の片隅で、早急な欲望を押し付けられる嬉しさに、眩暈がした。おにいちゃんの愛撫に溺れていく快感が、
私の思考能力を奪っていく。『玄関なのに、鍵は?』戸惑いは、すでに消え去り、潤った秘処が、
ひたすら、おにいちゃんの愛撫を待ち焦がれていった。

セーラー服のすそから、手が入り込み軽く背中をなで上げる。もう片方の手がスカートの中に侵入し、おしりを擦る。
得もしれないぞくぞくする快感が、私の体内を駆け巡った時、おにいちゃんが囁いた。

「なぁ、に逢ったか?」

おにいちゃんの一言は、私を現実に引き戻した。覚醒した意識が告げる『出来ない!!』

「あっ!いやぁダメだよ、おにいちゃん。さ…ん来る……んでし…ょ」

あらがい、おにいちゃんの手を避けようと、私は、ゲタ箱に身をあずけ、背を向けた。

「ん?だから?」

背中越しに振り返って見たおにいちゃんの顔が、にやりと歪んだ。
怖くはないけど、私を焦らせてイカせる時に見せる顔に、私は煽られていった。

「ひゃっ…ん、ぅくぅ…う。さん…に…ぁあん、見つかっちゃうよ。あっくっぅ……」

ブラを上に跳ね上げ、はみ出した乳房を、おにいちゃんの手が、なでさすりあげ、強烈な快感を私に与える。
さんが来るというのに、私の身体は見られてしまうかもしれない不安と期待に、満ちていった。
やめて欲しいと思う心と、久しぶりの愛撫に震える身体と心。なにがなんだか分からなくなっていった。

「ん〜〜お・し・お・き」

おしりをなでていた手が、一瞬、ぎゅっと私のしりたぶを掴み、ショーツの脇から中へ侵入していった。

「や〜ん、おにいちゃん、ごめんなさあっん……きゃっ!」

おにいちゃんの指が、正確に私の花芯を捉え、軽くひねった。
おにいちゃんの指を待ちわびた秘処は喜び、とろりと愛液をたらした。

「ん〜反応いいなぁ。なぁ淋しかったか?」

「どうなんだ?ん?」

おにいちゃんの意図が読めた。三夜の電話のそっけなさは、私を焦らしていただけのこと……。
そして、さっきの言いつけを守らなかった私にさせたのも、おにいちゃんの企み。
今日という日に、さんを遊びに来させるように仕向けたのも、おにいちゃんの企み。
セックスにある種のスパイスは必要だと、思うけど、おにいちゃんは意地悪すぎると、思った。

「ひゃん、ぁん…もう、おにいちゃんのいじわる、きゃっあっぁあん」

「ん〜残念だなぁ〜、もうきちまうよなぁ〜。…どうして欲しい?どうされたい?」

「…………」

私の腰に、おにいちゃんの大きくなった強張りが、ぐいっと押し付けられた。
期待に軽い眩暈を感じ、拒もうとする、背筋が緩んでいった。

「ほらっ、言えよ」

意地でも言いたくなかったけど、私は、おにいちゃんの囁きに死ぬほど弱かった。
触って欲しいところを焦らしながらゆるゆると動いていた指先が、埋め込まれ、ぐちゅぐちゅと中を掻き回した。
私の限界は、すぐに訪れた。

「やぁ……んっぅ。淋し…かった……を抱い…て、おにいちゃん」

私の快感にあえぐ口から、息も絶え絶えにお願いの言葉が、零れたとき、

「了解って言いてェが、時間切れだ」

ちゅぽんと、指が引き抜かれた。
『時間切れ』の言葉に、瞬時に意識が呼び戻され、遠くからさんのゲタの奏でる音が聞こえてきた。

「とろとろなのになぁ〜惜しいな。そっだっ、コレでも入れとけよ」

再び、よじれたショーツの脇から指先が侵入し、ちゅるんと、私の秘処に玄関に置いてあった判子が押し入れられた。

「やっん!!!クゥ〜〜〜〜!」

途端に私の身体は軽い高みを感じ、玄関に迫るさんのゲタ音に煽られ、チャイムの音にイッた。
こんなもので、イキたくなかった。待ちに待った高みをもたらしたものが判子だなんて、あんまりだと、思った。
欲しかったのは、おにいちゃんの強張り。私の腰に押し付けられた硬いものだったのに。

「ん?もう、イッたのか?やれやれ、おしおきにならねェな」

私の弛緩した身体を抱き寄せ、耳元で囁く声は、私の羞恥心を煽った。私の口から堪えきれない嗚咽が、零れ出してきた。
クスクスと笑いながら、おにいちゃんはドアの向こうにいるさんに声をかけた。

「フッ。ちょっと、待っててくれ。今、帰ったとこなんだ」

、着替えて来い。……出・す・な・よ」

私にだけ聞こえるように囁かれた瞬間、私は、弾かれたように、自室への階段を駆け上がった。


階下から二人の談笑が聞こえてきた。ベットの上には、コレを着なさいと言わんばかりに、もう私服が用意してあった。
さっきのおしおきに懲りていた私は、素直に袖を通した。
身体を動かすたびに、秘処に潜む判子が動き、新たな愛液を生み出した。
『出すな』とは言われたが、『ショーツを換えるな』とは言われなかったので、ぐしょぐしょになったショーツを脱ぎ捨て、
新しいピンクのショーツに足を通した。足をあげた瞬間、歪んだ秘処から、つつぅーと愛液が太ももをすべり落ちていった。
私は、あまりにもいやらしい自分の身体に戸惑い、ショーツに半分足を通しただけで、
したたり落ちた愛液と秘処をティッシュで拭った。

さきほどまでの興奮がまた私を襲った。軽く拭っただけなのに、刺激が体中を巡る。
びくんびくんと私は、またしても自分の意図しないところで、軽く疼いてしまった。
もっときつく拭っていたら、イっていたと思う。
私は、自慰行為をしてしまう前に、慌ててショーツをあげた。

階下から、私を呼ぶおにいちゃんの声が聞こえた。
秘処に判子を入れたままで、さんの前に出ると思うと、被虐心が煽られていった。
知られたら困るのに、知られたいと思う心。わけが分からなかった。
私は、ふらふらと、おにいちゃんの声に吸いよせられるように、階段を下りていった。

頬が自然に染まってくる。身体が熱い。この感覚は、以前どこかで感じた感覚だった。
そう、自慰行為の後、おにいちゃんを出迎えたとき、はき忘れたショーツ。
とろとろになった秘処を見て欲しかったあの頃の快感。

サン、待ってましたよン。松屋の水羊羹、一緒に食べましょうね。初物っスよ」

さんは、にっこり笑って季節限定商品「松屋の水羊羹」を、私にさしだした。

サン、好きでしょ?のいうとおりでしたよン。売り切れるかと思っちゃいました」

「うん、好き。そっかもうコレが売り出される季節がきたんだね。さん、ありがとう」

当たり障りのない受け答えをしながら、ちらりとおにいちゃんの姿を探すと、キッチンでお茶の用意をしていた。
たいていの家事は、おにいちゃんはこなしてしまう。嫌味なくらい完璧なおにいちゃんなのだ。
さんの正面のソファーに腰掛けようとしたら、角度の変わったせいで秘処の中の判子が微妙な位置を軽く擦り、
思わず声がでそうになり、困った。

入り口近くに潜む判子は、油断したら、にゅるりと抜け落ちてしまいそうで、なんとか角度を変えようと、無意識で
私は、おしりをもぞもぞ動かしていた。

「いいえ、サン。アタシも食べたかったっスよ。あれ?顔赤いですよン?どうかしましたか?」

私が慌てて答えようとしたとき、おにいちゃんが香りのよいお茶を運んできた。

「ああ、公園通って帰ってきたからな。に合わせる顔なくて、恥ずかしいんだろ?なっ、

「あらら、公園通っちゃったっスか?ダメでしょ?サン。昨日の事件知らないから仕方ないけど、
アタシに逢った意味なくなっちゃいましたね。危ないことありませんでした?」

「いや、公園まで迎えにいったから、無事だ」

「なーんだ、もシスコンっスね。妹には甘いんっスか。あっはっは、さっ食べましょ」

私は、どう答えたか覚えていない。家のソファーはゆったりと背にもたれて座ると、身体が沈み込み、
スカートの中が容易に覗けてしまうのだ。かといって、浅く腰掛けると今度は微妙な角度のせいで、秘処の中の判子が
私を苛める。ごそごそとする私をおにいちゃんは、あの顔で笑うし、さんはしきりに具合が悪いのか
聞いてくるし、拷問だったが、それでいて私の身体は喜んでいるのか、ショーツはもうぐしょ濡れだった。

松屋の水羊羹は竹筒の中に入っていて、お尻から棒で押し出てきたところをちゅるりと口に含むのだが、
その食べ方は私の中ではエロチックで、食べるのを想像するだけで、限界の極みだった。

勧められるままに、私が食べるのを、二人の目が見つめる。
ニコニコと笑みをたやさないさん。
私を見ていないような素ぶりでタバコをふかし、さんの一挙一動にどぎまぎする私をじっと観察するおにいちゃん。
ぞくぞくした。もうダメだった。

とろ〜んとした私を見て、さんが暇を告げていたのが、ぼーっとする意識のすみに入り、
おにいちゃんに手をとられるまま、さんを見送ったあと、私は、おにいちゃんに頼んでいた。


「…んくぅ、もう許して。おにいちゃんをください」

おにいちゃんの目が『脱げ』と言っているようで、するすると自分からショーツを脱ぎ捨てた。
ここが玄関であることなど、私の意識の中には、存在せず、ただおにいちゃんの強張りを求めていた。

秘処の秘裂が期待に緩み、流れ落ちる愛液とともに、判子が落ちてきた。
白っぽい愛液にまみれた判子は、私の被虐心と羞恥心を煽り、おにいちゃんの苛虐心を満足させたようだ。

玄関の壁に私の背を押し付け、左足を肩に担ぎ、おにいちゃんは、いきなり挿入した。
ずぶずぶと深く奥まで一気に、突きささる強張りが、一気に私を高みに押し上げた。
焦らされまくった身体への刺激はとどまる所を知らず、強張りが勢いよく抽送されるたびに、まだ上へ上へと
私を連れ去ったいく。通常と違う角度を突く、おにいちゃんの強張りに、私は翻弄された。
何度イッたか分からない身体。私の足は支える筋力を失い、崩れ落ちると思ったとき、
おにいちゃんの手が、右足も持ち上げた。より深い挿入に、私の背が仰け反る。

おにいちゃんは、おにいちゃんの身体の上に座る形となった私を、そのまま抱上げ、階段を昇りはじめた。
繋がったままの箇所が、ぐちゅぐちゅと音をたてる。一歩のぼるたびに、ズーンと打ち込まれる強張りが、
私に悲鳴をあげさせる。何がなんだかわからない快感の渦が、私を襲った。

私は、階段の中程で、最大の極みにあげられ意識を手放した。

薄れゆく意識の中で、おにいちゃんが
『やりすぎたかな』と、いうのが、聞こえた気がした。


その後、ベットの上で意識を取り戻した私を、おにいちゃんがイクまで攻め立てたのは、言うまでもない。
私は、おにいちゃんのおもちゃ?なのかも、しれない。私は、それでも、いいと思っている。






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